「欠損金の繰越期間が延長になります」 第14回

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元気ですか! 福岡の公認会計士、税理士の山崎隆弘です。

繰越欠損金に係る改正が、平成25年3月期から適用されます。

何といっても大きいのが、平成20年4月1日以後に終了した事業年度で生じた欠損金額の繰越期間が、従来の7年から9年に延長になったことです。大法人、中小法人(資本金1億円以下)に係わらず適用されます。

少し言葉を代えると、平成21年3月期以後に生じた税務上の欠損金の繰越期間が9年になります。
具体的には平成21年3月に生じた繰越欠損金は平成30年3月期まで繰り越されるということです。

この繰越期間の延長に伴って、帳簿の保存期間が事業年度終了の日の翌日から原則2ヶ月を
経過した日から、7年間から9年間と延長になっています。

今後は帳簿を9年間保存しなければなりません。

また、中小法人の場合は適用ありませんが、繰越欠損金の繰越控除制度に
おける控除限度額について、繰越控除をする事業年度の所得金額の100%ではなく、80%相当額とされています。

大会社の場合は、影響は大きいですね。

うちの事務所では連結納税制度を使っている会社が4グループありますが、
連結納税制度についても、連結親法人の連結欠損金の控除限度額が、
連結所得金額の80%相当額とされています。
これについても中小法人等は除外されます。

また、税金を納めすぎた場合の更正の請求については、
平成23年12月2日以後に法定申告期限が到来する申告については、
1年から5年に延長になっています。

更正の請求期間よりも長い期間の場合には、更正の申出手続となります。

平成20年4月1日以後に係る更正の申出の場合は9年と延長になっています。

所得税の場合は、税金の還付請求は平成23年分以後は、
法定申告期限から1年以内から5年以内と延長になっています。

→福岡市中央区天神の公認会計士・税理士山崎隆弘のホームページはこちら

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