第383回 Netflix『オザークへようこそ』

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日経新聞に『オザークへようこそ』が紹介されていたので、Netflixで視聴してみました。シーズン4まであり全44話です。1話がだいたい1時間あります。2017年から2022年まで放送されています。今は、スマホで観れるので割と気楽にみれます。私の場合、散歩中、風呂の中で観ました。

主演のジェイソン・ベイトマン(マーティ・バード)が監督も務めています。マーティ・バードは、ドラマの中では財務に詳しいコンサルタントとなっていますが、公認会計士(CPA)のようです。夫婦役としてローラ・リニー(ウェンディ・バード)。44話も見ると他人ではない気がしてきます。

マーティは麻薬組織の資金洗浄をしています。いきなり初話で麻薬組織から命を奪われそうになりますが、オザーク湖にリゾートを建設し、起死回生で生き延びます。公認会計士でありながら麻薬組織の仕事を請け負っているという、自分の日常では考えられません。

長女のシャーロット・バード(ソフィア・ハブリッツ)、長男のジョナ・バード(スカイラー・ゲルトナー)を連れて家族4人でシカゴからオザークに逃避します。ジョナはシーズン1では子どもだったのが、シーズン4では成人しています。家族間での葛藤も、一つのテーマとなっています。

ビジネスを手伝うルース・ラングモア(ジュリア・ガーナー)の一族、メキシコの麻薬組織、FBI、地元警察、ケシを栽培している地元の農夫など、三つ巴ならぬ、複雑にからみあい、これでもか、これでもかと毎回ピンチが訪れます。

そこをバード夫妻は生き残って、オザークに根を下ろしたカジノを作り上げていきます。米国の選挙、免許制度、裁判などもほぼ金次第という恐ろしさを感じます。麻薬で資金は潤沢にあり、資金洗浄しないと使えない、そのために寄附金をするなど米国の闇を充分に見せつけられます。銃社会なので、気に入らなければ、アッサリと殺される米国の怖さを実感します。

最後の最後も衝撃的な終わり方でした。

この記事を書いた人
山崎 隆弘

山崎隆弘事務所所長
公認会計士・税理士

1960年福岡県生まれ。福岡市在住。29歳で公認会計士試験に合格。以来、中央青山監査法人(当時)で10年間勤務。会計監査、システム監査、デューデリジェンスに従事し、上場企業などの主査を務めるが、39歳のときに胆管結石による急性胆管炎を発症する。結石の除去に入退院を繰り返し、監査法人を退職。

1年間の休養後、41歳で父親の会計事務所に入所。44歳のときに同事務所を引き継ぎ、公認会計士事務所を開設。同時に妻二三代が入所。「ビジネスと人生を楽しくする会計事務所」がモットー。家族で踊る「会計体操」は、NHK・フジテレビ・KBC・RKB・読売新聞・西日本新聞など多数のメディアで取り上げられる。

著書に『年収と仕事の効率を劇的に上げる 逆算力養成講座』『なぜ、できる社長は損益計算書を信じないのか』。

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福岡市東区箱崎の公認会計士・税理士 山崎隆弘事務所
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