みなさん、こんにちは。公認会計士の山崎隆弘です。ニュースレターの「ヤマサキズム」では、毎月記事を書いていますが、ブログは実は初めてです。
「ヤマサキズム」では、ほとんど本業のことは書いていません。このブログでは、会計、税金、経済などについて書いていきたいと思います。
3年前にクロスFMで「マネーファイト」というコーナーで、毎週、会計、税金、経済について、ナビゲータの後藤心平さんと語っていました。ラジオ番組が復活したつもりで、毎週更新していきたいと思います。
初回である今回は、やはり皆さんから受けるご相談のうち最も多い、節税についての基本的な考え方です。
利益を計上するということは、大変目出度いことですが、社長にとっては、利益の40%近くを税金で取られるという感覚になって、利益を圧縮しようとします。
売上を隠すとか、架空経費を計上するということは論外です。
これは節税ではなく、脱税です。
そうなると、素人的に考え付くのは、なんとか経費を使って、利益を抑えようとします。例えば、車を買うとか、接待交際費を派手に使うとか、保険に入るとかです。
これらの共通項は何でしょうか?
はい、お金が出て行くことですね。
利益=現金の増加と単純にはいきませんが、基本的には利益が増えるということは、現金が増えるということです。利益が減るということは現金が減るということです。
税金払うのがもったいなくて、腹いっぱい経費を使っている会社は、何年経っても現金が貯まっていません。
収益性の高いビジネスなのに、それほど現金は貯まっておらず、逆に借入金が多すぎる会社があり、決算書を見てビックリすることがあり ます。
ではどうすればいいのか?
ポイントは、現金を出さずに経費を作ることにあります。
それは次回にしましょう。