喫煙と効率化 第161回 

元気ですか! 福岡市天神の公認会計士・税理士の山崎隆弘です。

タバコを吸うことは、仕事の効率上、望ましいものではありません。

高級ホテル・旅館を展開する星野リゾートの採用メッセージをみると「あなたはたばこを吸いますか?」という問いかけがあります。

それに対して、星野リゾートでは「大変申し訳ございませんが、星野リゾートグループでは喫煙者は採用しておりません。それが企業競争力に直結すると考えているからです」とのメッセージを発信しています。

星野リゾートでは、次の3つの要素について競争力を高めることになるとしています。

① 作業効率

喫煙者は、ニコチン含有量の減少により集中力を維持できない。

② 施設効率

採算性から作業用のバックスペースを節約している時に、社員の喫煙場所に投資するのは利益を圧迫することになる。

③ 職場環境

全員が喫煙習慣のある社員で構成する会社が競争すると、最初から不利な環境におかれる。また、喫煙習慣のない社員から見ると不公平に感じる。

喫煙しない者から見ると、よくノンビリと吸っているヒマがあるな~と思います。残業時に吸っているのも見かけることがありますが、早く帰ればいいのにと思います。

私の知り合いの女性会計士は、ご本人は全く喫煙せずに、周りの男性職員がほぼ吸うため、煙モウモウの中で仕事をしていて、ご本人だけ肺がんに罹ってしまいました。

人に迷惑をかけるという点でも、いい習慣とはいえません。酒を飲んで酔っ払って周りに迷惑をかける場合がありますが、身体的には、自分の身体を痛めているだけですので、自業自得です。

最近は若い女性の喫煙者をよくみかけます。これから赤ちゃんを産まなければならないのにと、気の毒になります。

効率化に直結する問題ですので、会社全体での取り組みが必要でしょう。

 

この記事を書いた人
山崎 隆弘

山崎隆弘事務所所長
公認会計士・税理士

1960年福岡県生まれ。福岡市在住。29歳で公認会計士試験に合格。以来、中央青山監査法人(当時)で10年間勤務。会計監査、システム監査、デューデリジェンスに従事し、上場企業などの主査を務めるが、39歳のときに胆管結石による急性胆管炎を発症する。結石の除去に入退院を繰り返し、監査法人を退職。

1年間の休養後、41歳で父親の会計事務所に入所。44歳のときに同事務所を引き継ぎ、公認会計士事務所を開設。同時に妻二三代が入所。「ビジネスと人生を楽しくする会計事務所」がモットー。家族で踊る「会計体操」は、NHK・フジテレビ・KBC・RKB・読売新聞・西日本新聞など多数のメディアで取り上げられる。

著書に『年収と仕事の効率を劇的に上げる 逆算力養成講座』『なぜ、できる社長は損益計算書を信じないのか』。

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