ネット上のサーバ 第202回

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元気ですか! 福岡天神の公認会計士・税理士の山崎隆弘です。

ネット上には無料のデータフォルダ、または格安のフォルダがありますが、仕事上で使用するには、データ消去のリスクがありますので、使い辛いものです。

個人的な勉強関係にはEvernoteを使用していますが、本業では「安心君」を使っています。あまり知られていませんが、ファイブテクノロジー㈱が提供しているネット上のサーバです。

証明書のキーをダウンロードしなければ使用できません。その上でID、パスワードが必要です。更に1年更新のため、更新しなければ使えなくなります。

事務所のサーバとして使用していますが、お客様とのデータとのやり取りにも便利です。その場合は、お客様にはこちらから招待状をメールでお送りして、証明書をダウンロードしてもらいます。なので、お客様は料金を負担することなく、使用できます。

メールの添付ファイルで会計上のデータを送付することは、データ漏洩のリスクがあります。「安心君」では、会計データのみではなく、給与データ、販売データの送付にも使用しています。

更に、記帳資料の通帳コピーや証憑関係も「安心君」にアップしてもらっています。アップロードはファイルをネット上の「安心君」にドラッグするだけです。決算時に、ほとんどの資料を「安心君」にアップしてもらうと、会社に伺う前にほぼ決算作業は終了していることもあります。

そのためには、紙の資料をPDFファイルに変換する必要があります。コピーの複合機でもできますが、富士通のScanSnapを各自の机に備えてつけていれば、日常業務のついでに行うことができます。

事務所には紙の資料は、契約書以外はほぼありません。資料が全てネット上にアップされていると、ネットさえつながれば、何時でもどこでも書類を見ることができます。

出張中でも事務所といるのと同様に作業が可能です。お客様からのお問合せにも答えることができます。お客様と距離の壁が取り払われるので、とても有用です。

 

この記事を書いた人
山崎 隆弘

山崎隆弘事務所所長
公認会計士・税理士

1960年福岡県生まれ。福岡市在住。29歳で公認会計士試験に合格。以来、中央青山監査法人(当時)で10年間勤務。会計監査、システム監査、デューデリジェンスに従事し、上場企業などの主査を務めるが、39歳のときに胆管結石による急性胆管炎を発症する。結石の除去に入退院を繰り返し、監査法人を退職。

1年間の休養後、41歳で父親の会計事務所に入所。44歳のときに同事務所を引き継ぎ、公認会計士事務所を開設。同時に妻二三代が入所。「ビジネスと人生を楽しくする会計事務所」がモットー。家族で踊る「会計体操」は、NHK・フジテレビ・KBC・RKB・読売新聞・西日本新聞など多数のメディアで取り上げられる。

著書に『年収と仕事の効率を劇的に上げる 逆算力養成講座』『なぜ、できる社長は損益計算書を信じないのか』。

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