ビットコインの仕組み 第162回 

元気ですか! 福岡市天神の公認会計士・税理士の山崎隆弘です。

先月号で、ビットコインの仕組みについて末川愛さんからご質問がありました。私もビットコインのことについてはよく知らないので、『入門ビットコインとブロックチェーン』(野口悠紀雄)で少し勉強してみました。

ビットコインというと、日本人はどうしても投機目的の怪しげなものと思うのではないでしょうか? 少なくとも、私はそう思っていました。また富裕層、庶民から資金をかき集める仕組みを作ったのかと思っていました。

確かに、仮想通貨の価格変動は激しく、暴落の危険があります。が、真面目に勉強すると、次世代の貨幣であることがわかります。

私たちはネット上でほぼ当たり前にネット決済しています。本などの買い物、航空券・、新幹線のチケットはネットでクリックすれば、買えますし、予約ができます。

まず、ビットコインと電子マネーには次のような違いがあります。

① 電子マネーは国際取引には使用できませんが、ビットコインは世界的な通過です。

② 電子マネーは円での価格が固定されていますが、ビットコインの価格は変動します。

日本政府は2016年3月に仮想通貨通貨とし て認めています。仮想通貨は、ブロックチェーンという新しい技術を使っています。従来のクライアント・サーバ方式による中央集権型ではなく、ピアツーピアによる分散型の仕組みです。

インターネットでもできなかったことが2つあります。

① 経済的な価値を送ること、

② 信頼を確立することです。

です。これ実現したのがブロックチェーンです。

「従来のインターネットが情報のインターネットであるのに対して、ブロックチェーンは価値のインターネット」と言われます。

ブロックチェーンとは、取引のカタマリでこの内訳を修正すると、他のブロックチェーンを次々の変更していかないとツジツマが合わなくなり、そのため信頼性が保証されています。性悪説に沿ったシステムです。

 

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