第289回 税務署を名のる詐欺メールに気をつけましょう

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お客様から税務署から次のようなメールが来たと、問合せがありました。以下、引用です。

 

税務署からのお知らせ【申告に関するお知らせ】電子税が必要です。

あなたの所得稅(または延滞金(法律により計算した客勛について、これまで自主的に納付されるよう催促してきましたが、まだ納付されておりません。

もし最終期限までに納付がないときは、税法のきめるところにより、不動産、自 動車などの登記登録財産や給料、売掛金などの值権などの差押処分に着手致します。

納稅確認番号:****

滯納金合計:10119円

納付期限: 2022/9/3

最終期限: 2022/9/4 (支払期日の延長不可)

お支払いへ⇒

※ 本メールは、「国税電子申告・納税システム(e-Tax)」にメールアドレスを登録いただいた方へ配信しております。なお、本メールアドレスは送信専用のため、返信を受け付けておりません。ご了承ください。

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発行元:国税庁

Copyright (C) NATIONAL TAX AGENCY ALL Rights Reserved.

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引用はここまでです。

そもそも、「電子税」という税金はありません。お客様の携帯メールに送られてきていますが、携帯メールを税務署に報告することもありません。明らかに詐欺メールです。

国税庁のHPには

「現在、e-Taxから送信される「税務署からのお知らせ」に類似したメールが送信されていることが確認されております。「税務署からのお知らせ」は、メッセージボックスに情報が格納された場合などに送信していますが、心当たりのない方は、それらのメールに表示されたリンク先をクリックしないでください。また、心当たりのある方におかれましても、URLを確認してからクリック するなど、慎重に対応いただきますようお願いいたします」

と注意を喚起しています。誤って振り込まないようにしましょう。

この記事を書いた人
山崎 隆弘

山崎隆弘事務所所長
公認会計士・税理士

1960年福岡県生まれ。福岡市在住。29歳で公認会計士試験に合格。以来、中央青山監査法人(当時)で10年間勤務。会計監査、システム監査、デューデリジェンスに従事し、上場企業などの主査を務めるが、39歳のときに胆管結石による急性胆管炎を発症する。結石の除去に入退院を繰り返し、監査法人を退職。

1年間の休養後、41歳で父親の会計事務所に入所。44歳のときに同事務所を引き継ぎ、公認会計士事務所を開設。同時に妻二三代が入所。「ビジネスと人生を楽しくする会計事務所」がモットー。家族で踊る「会計体操」は、NHK・フジテレビ・KBC・RKB・読売新聞・西日本新聞など多数のメディアで取り上げられる。

著書に『年収と仕事の効率を劇的に上げる 逆算力養成講座』『なぜ、できる社長は損益計算書を信じないのか』。

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福岡市東区箱崎の公認会計士・税理士 山崎隆弘事務所
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