第278回 映画『ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~』

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2018年の『ぼけますから、よろしくお願いします。』の続編です。信友直子監督の実のご両親のドキュメンタリーです。前半は前作のおさらいで、観たことのある映像です。監督は1961年生まれ、母親は1929年生まれで、私自身と年令構成はほぼ同じです。父親は1920年生まれで何と今年102才です。お父さんの元気良さが際立ちます。

お母さんが80代前半でアルツハイマー型認知症と診断され、だんだんと日常生活に支障をきたしてきます。お父さんは、それまでは家事はほぼしてこなかったのに、90代から家事を始めます。ホイホイと家事をこなしているように見えます。何と言っても、明るい! ギャグを飛ばしながら大変な状況に対処していきます。地元の呉市に帰ってこようかと娘は提案しますが、大丈夫と請け負います。

お母さんが脳溢血で倒れ国立病院に入院となってしまいます。ゴーゴーで徒歩1時間かけてお見舞いに行きます。往復で2時間! 95才を超えたおじーちゃんがです。男の場合、周りを見ると90才超えると痩せてくるようですが、痩せもせず肌もつやがあり、しわも目立ちません。

前作の映画の舞台挨拶にも登場します。98才ですが、シッカリと大きな声で自己紹介し、「どうぞ、娘をよろしくお願いします」とまで言います。さすがに腰は曲がっています。100才になって呉市から内閣総理大臣からの表彰状と金一封を頂き、早速、封筒を開けて、数えてビックリ! 5本の指を立てます。「また来て下さい」とつぶやきます。

コロナ禍により、見舞いにも行けなくなります。いよいよ危なくなってからは、娘さんとお見舞いに行くようになります。感謝の言葉を述べます。呆れるくらい、仲のいいご夫婦でした。

今では、監督の娘さんとZOOM配信までしています。100才を超えても元気なおじいさんです。

この記事を書いた人
山崎 隆弘

山崎隆弘事務所所長
公認会計士・税理士

1960年福岡県生まれ。福岡市在住。29歳で公認会計士試験に合格。以来、中央青山監査法人(当時)で10年間勤務。会計監査、システム監査、デューデリジェンスに従事し、上場企業などの主査を務めるが、39歳のときに胆管結石による急性胆管炎を発症する。結石の除去に入退院を繰り返し、監査法人を退職。

1年間の休養後、41歳で父親の会計事務所に入所。44歳のときに同事務所を引き継ぎ、公認会計士事務所を開設。同時に妻二三代が入所。「ビジネスと人生を楽しくする会計事務所」がモットー。家族で踊る「会計体操」は、NHK・フジテレビ・KBC・RKB・読売新聞・西日本新聞など多数のメディアで取り上げられる。

著書に『年収と仕事の効率を劇的に上げる 逆算力養成講座』『なぜ、できる社長は損益計算書を信じないのか』。

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福岡市東区箱崎の公認会計士・税理士 山崎隆弘事務所
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